実印とは、自身が住民として登録をしている各市区町村の役所に、戸籍上の名前で作られた印鑑を登録申請し、受理されたものを指します。
ですので一見、実印のように見える印影をしていても登録をしていないものは実印とは言えません。 実印は他の印鑑とは違い、もっとも重要な印鑑といえ法律上、社会上の権利・義務の発生を伴うものになります。一般的に役所などに提出する際の公正証書の作成や、住宅や車の購入といった重要な契約の際に必要となります。
男性はフルネームで縦彫り、女性は下のお名前のみで横彫り(捺印時に右から左に)作るのが一般的です。
なぜ右から左なのか。古い習わし(昭和初期頃)に従った方向であるのと、右から左は、縦書きの際の改行方向に習って、一字一字改行して「縦書き」ととらえることもできるからです。また、女性は婚姻するに伴い姓が変わるため、下のお名前のみでお作りさせて頂いております。※既婚の女性の方はフルネームの「縦彫り」でもいいかと思います。
印鑑のサイズは、男性なら16.5㎜か18㎜。女性でしたら、13.5㎜か16.5㎜が一般的です。